菱目打ち
菱目打ち 革細工 黒ポンチ 丸形 4本組 ピッチ3mm
ピッチ3mmの菱目打ちです。丸形の4本組セットで、細かなステッチを作りたい作品に使いやすいタイプです。
ラビットフット アルケミスト(ラビレン)では、 ヌメ革・生成り・タンローの持つ表情と 耐久性を最大限に引き出すため、 設計から型紙作成、染色、裁断、 穴あけ、手縫い、仕上げに至るまで、 道具選びと工程ひとつひとつの精度に 妥協なくこだわっています。
ヌメ革・生成り・タンローと精密な仕立てによる、美しい経年変化が楽しめる機能的ウォレット
コバ(革の断面)の磨き上げと手縫いの美しさが際立つビジネスギア
旅の相棒として永く愛用できる、堅牢で上質なトラベルケース
【作業工程の9割が決まるCAD設計】
目打ちの位置やピッチ、パーツが折り重なった際の完成時の厚み・引きつれまでを緻密に計算。全体の美しさと機能性を左右する重要工程であり、作品の完成度はこの設計段階でほぼ9割が決まります。
【立体紙型でのバランス・デザイン微調整】
紙には革のような厚みがないため、一度実際に組み立てて折りたたむことで、完成時の立体イメージや操作感、開閉時のバランスを細かく確認・微調整していきます。
【完成度を決定づける型紙の切り出し】
後の手染め工程による革の収縮までを見越して寸法を設計。型紙のわずかなズレがそのまま製品の歪みにつながるため、デザインカッターと直尺を用いて極限まで正確に切り出します。最も神経を使う大切なプロセスです。
【ベース革の特性とミリグラム単位の精密調色】
元がナチュラルなベージュ(ヌメ革・生成り・タンロー)であるため、正確かつ狙い通りの色を発色させるには非常に高度な技術を要します。デジタルスケールを用いて成分を精密に計量し、再現性の高い独自のカラーレシピで染料を組み上げています。
【「染め込み」がもたらす耐久性と表現の幅】
表面に塗料を乗せるだけのペイントとは異なり、革の繊維内部までじっくりと染め上げる手法を採用。万が一の傷でも下地が露出せず色が長持ちするほか、あえて経年変化(エイジング)を豊かに促進させるような仕込みも可能です。
【3つの染色技法のブレンド】
「浸し染め」「刷毛や綿による手塗り」「エアブラシでの吹付け」という3通りの技法を部位やデザインに応じて自在に組み合わせ、単色では表現できない奥深いグラデーションや表情を作り出します。
【コーティングによる質感と表情のバリエーション】
染色後に施すトップコート(レザーコート等)の調合・仕上げ手法により、落ち着いたマットな質感から上品な光沢感まで、色持ちとツヤ感を自在にコントロールしています。
【仕上げの精度を左右する気の抜けない裁断】
荒裁ちや切り出しの段階でのわずかな狂いが、最終的な作品の歪みや全体のまとまりに大きく響きます。一切の妥協なくミリ単位の正確さで切り出すため、常に高い緊張感を持って作業に臨んでいます。
【完成時の薄さと美しさを決める職人技の革漉き】
作品の無駄な厚みを抑え、シャープで美しい仕上がりを実現するための「革漉き(かわすき)」は、重要な工程です。抵抗なく極薄に滑らかに削ぎ落とすため、特殊鋼材を用いた革専用包丁を使用。日々の丁寧な砥石掛けで研ぎ澄ました刃先の切れ味を維持し、妥協のない精度を極めています。
【二枚の革を一体化させるこだわり圧着】
パーツ同士を貼り合わせる作業では、接着剤の厳選はもちろん、圧着の工具にもこだわり抜いています。回転が滑らかなベアリングローラーを用いることで、革の表面に不要な負担や痕をかけることなく、まるで「元から二枚で一枚の革だった」かのように強固かつ均一に圧着しています。
【設計通りの美しいピッチを生む精密な穴あけ】
CADによる完璧な設計図に基づき、穴あけから最終的な仕上げ裁断まで一切の気を抜かず進めます。穴と穴の間隔(ピッチ)が一度でもずれると修正がきかないため、細心の注意を払いながら正確に打つことで、次の縫製工程の美しさと強度を確保しています。
【表裏ともに美しく整う二本針の伝統手縫い】
正確な穴あけが施されているからこそ、針を通した際に表側の縫い目だけでなく、裏側の縫い目の角度や並びまで均一で滑らかに整います。解けにくく頑丈な伝統的な手縫い技法で、1針ずつ丁寧に縫い上げています。
【作品の品格を支えるコバ処理と磨き上げ】
革の断面(コバ)の美しさは作品全体の完成度を大きく左右します。削りと磨きを何度も繰り返し、時間をかけて丁寧に整えた後、仕上げ用の磨きオイルやクリームを部位に応じて使い分け、滑らかで美しい光沢が出るまで磨き上げています。
レザークラフトで革を手縫いするときに欠かせないのが「目打ち」です!革に穴を開けたり、位置を調整したりする大切な工具です。
目打ちは、革に穴を開けたり、位置を調整したり、しっかり“ガイド”を作って綺麗な縫い目を作るための工具です。
目打ちで作った穴の位置や間隔、角度は、完成した縫い目の見た目にも直接影響します!
レザークラフトでは「目打ち」という言葉が、穴を開ける工具全般を指して使われることがあります。
一方、「菱目打ち」は手縫い用の穴を複数同時に開ける工具です。
名前だけでは用途が分かりにくい工具もあります。
購入するときは、名称だけでなく刃先の形状と使いたい用途を確認することが重要です。
菱形の刃先を持ち、斜め方向の縫い穴を作る工具です。
手縫いらしい斜めのステッチを作りやすく、財布やカードケース、バッグなど幅広く使われています。
レザークラフトで手縫いを始める場合、まず候補にしやすい工具のひとつです。
菱目打ちとは異なる形状の刃先を持ち、細くシャープな印象の縫い穴を作りやすいタイプです。
細かな革小物や、すっきりしたステッチを好む場合などに使われます。
菱目打ちより優れているということではなく、仕上がりの方向性が異なる工具です。
丸い穴を作るタイプの工具です。
菱形の穴とは仕上がりの印象が変わるため、丸穴を使った作品などで使用されます。
平たい形状の刃を持つタイプで、革ひものかがりなどに使われることがあります。
「平目打ち」という名称だけで一般的な手縫い用工具と判断せず、実際の刃の形状と用途を確認しましょう。
革レース(平ひも)を通し、革の縁を包むように装飾・接合する技法です。
菱目打ち、ヨーロッパ目打ち、丸目打ちは、いずれも手縫い用の穴を作る工具ですが、 刃先の形状によって穴の見え方やステッチの印象が変わります。
どちらが優れているということではありません。
作りたいステッチの雰囲気や作品の作風に合わせて選ぶ工具です。
目打ちを選ぶときに重要なのが「ピッチ」です。
一般的には、刃と刃の間隔を指します。
ピッチが狭いほど穴の間隔も細かくなり、繊細な印象になります。
広くなるほど、ステッチの存在感が出やすくなります。
ただし、ピッチだけで決めるものではありません。
革の厚み・糸の太さ・作品の大きさとのバランスも重要です。
菱目打ちには、1本目・2本目・4本目などがあります。
これはピッチとは別で、同時に開けられる穴の数の違いです。
直線では4本目以上を使うと効率よく作業できます。
カーブや角では2本目や1本目に替えると、穴の位置を調整しやすくなります。
目打ちは、作品だけでなく革と糸の組み合わせで考えることが重要です。
薄い革に太すぎる糸を合わせると、ステッチだけが目立つことがあります。
反対に厚い革に細すぎる糸を使うと、ステッチが弱く見える場合があります。
目打ちだけを単独で選ぶのではなく、革・糸・作品をセットで考えるのがポイントです。
目打ちで穴を開けただけでは、きれいな縫い目にはなりません。
つまり目打ちは、きれいなステッチを作るための準備をする道具です。
目打ちを革に対してまっすぐ当てられていないと、穴の角度が揃わなくなります。
穴を開ける途中で目打ちの向きが変わると、ステッチの角度も乱れやすくなります。
目打ちを当てる位置が少しずつズレると、縫い目全体の間隔が不均一になります。
必要以上に強く叩くと、革を傷めたり、穴が必要以上に大きくなったりする場合があります。
カーブでは4本目などの多本刃を無理に使うと、穴の間隔や向きが乱れることがあります。
必要に応じて2本目や1本目に替えます。
強く叩くことよりも、同じ条件で繰り返し穴を開けることが重要です。
| 確認するポイント | 見るところ |
|---|---|
| 刃の形 | 菱形・細い形状・丸形など |
| 用途 | 手縫い・かがりなど |
| ピッチ | 何mm間隔か |
| 刃の本数 | 1本・2本・4本など |
| 刃幅 | 作りたい穴の大きさ |
| グリップ | 持ちやすさ・打ちやすさ |
| 交換式 | 複数のピッチや本数に対応できるか |
特に初心者は、何本目かだけでなく、どんな刃形状で何mmピッチなのかを確認しましょう。
初めて手縫い用の目打ちを購入するなら、まずは一般的な菱目打ちが分かりやすい選択肢です。
財布やカードケースなどの革小物なら、標準的なピッチから始めると幅広く使えます。
細かな部分まで作り込むなら1本目を追加。
いろいろなピッチや刃形状を試したい場合は、交換式タイプも選択肢になります。
目打ちのピッチが細かいほど、縫い目は繊細で密度の高い印象になります。
一方、革に穴を開ける以上、ピッチが細かくなるほど穴が密集するため、革の種類や厚さによっては強度に影響する場合があります。
そのため、ピッチは作品の大きさだけでなく、革の厚さ・かかる力・ステッチの見た目を合わせて考えます。
| ピッチ | 基本的な傾向 |
|---|---|
| 3mm前後 | 細かく繊細。財布などにも使いやすい |
| 3.38〜4mm | バランスがよく幅広く使える |
| 4〜5mm前後 | 目が大きくなり、ステッチの存在感が出る |
| 5mm以上 | 大きく力強い印象。大きな作品にも使われる |
💡 細かいピッチ=弱い、粗いピッチ=強い、と単純には決まりません。
強度は、ピッチだけでなく革の厚さ・穴の大きさ・縫い方・糸の太さなども関係します。
また、ピッチと糸の太さによってステッチの表情も変わります。
ピッチと糸の組み合わせについては、手縫い糸のページで詳しく説明します。
目打ちは、革に穴を開けるだけの工具ではありません。
穴の位置・間隔・角度を整え、きれいな縫い目の土台を作るための重要な工具です。
選ぶときは、刃の形状・ピッチ・刃の本数だけでなく、 革の厚みや糸の太さ、作りたい作品とのバランスも考えましょう。
初めて揃えるなら、まずは使いやすいタイプから始め、 必要に応じて1本目や別のピッチ・刃形状を追加していくと無駄がありません。
革を手縫いするときの手縫い糸は、素材だけでなく「平糸か丸糸か」「どのくらいの太さか」で仕上がりが大きく変わります!
特に糸の太さは、目打ちのピッチ(穴の間隔)との組み合わせで考えると選びやすくなります。
手縫い糸には、ポリエステルや麻などの素材があります。
さらに、糸の形状には平たい「平糸」と、丸みのある「丸糸」があります。
同じ太さとして表示されていても、形状によってステッチの見え方は大きく変わります!
糸選びで迷ったら、まずは目打ちのピッチ(穴の間隔)から考えると分かりやすくなります!
📌 3mmピッチの場合の基準
3mmピッチでは、平糸なら0.8mm前後、丸糸なら0.5〜0.6mm前後を基準にすると、バランスのよいステッチに仕上げやすくなります。
もちろんこれは絶対的な決まりではありません。細い糸を使って繊細に仕上げたり、太い糸でステッチを強調したりすることも自由です!
例えば3mmの丸目打ちでも、0.3mm程度の細い丸糸を使えば、細かくドレッシーで繊細なステッチに仕上げることができます。
革の厚さが約2mmある場合でも、あえて0.3mmの細糸を使うことで繊細な表情を作れます。標準的な太さを基準にしつつ、作りたい作品の雰囲気に合わせて自由に糸を選びましょう!
レザークラフトで定番の「ビニモ(ポリエステル製の手縫い・ミシン用糸)」は、丈夫で摩擦に強く、解けにくいのが特徴です。
購入時には「#0」「#5」などの「番手(数字が小さいほど太い)」と、実際の糸径を表す「mm」の2つの表記が使われます。
メーカーや製品によって表記が異なる場合があるため、「#5だから必ず〇mm」と決めつけず、商品ページに記載されたミリ数を確認することが大切です。(※当サイトでは分かりやすさ重視のため「番手+mm」で併記します)
使っている目打ちが「3mmピッチ」なら、まずは以下を基準に購入するのがおすすめです!
糸選びはピッチだけで決めるのではなく、「ピッチ × 糸の形状 × 糸の太さ × 革の厚み」のバランスを楽しみながら選んでいきましょう!
革をきれいに裁断するには、切れ味だけでなく刃の厚みや剛性、角度、力の方向なども関係します。
刃物ごとの特徴を知るだけでなく、革がどのように切れるのかを理解することが大切です。
「どの刃物が一番」ではなく、作業や革に合った刃物を選びましょう。
革の裁断では、型紙通りに切ったつもりでもパーツがずれたり、切断面が斜めになったりすることがあります。
直線が波打ったり、曲線がきれいに出なかったりするのも、単純に「刃が切れない」だけが原因とは限りません。
革の裁断は、刃が鋭ければきれいに切れるとは限りません。
では、何が裁断のしやすさや切断面の状態に影響するのでしょうか。
革を切るとき、刃先は革の中へ入りながら、革から抵抗を受けて進んでいきます。
このとき、次のような条件によって刃の進み方や切断面の状態が変わります。
「切れ味」と「切りやすさ」は同じではありません。
鋭い刃でも、刃がたわんだり、力の方向がずれたりすれば、裁断面が乱れることがあります。
細かな形状に対応しやすい一方、革から受ける抵抗によって、たわみやすくなる場合があります。
刃が安定しやすい一方、細かな作業では取り回しに影響する場合があります。
刃が厚ければ必ずきれいに切れるわけではありません。
革の厚さや硬さ、刃の進め方との組み合わせで考えることが大切です。
革包丁(かわぼうちょう)は、革を裁断するために使われる代表的な刃物です。
ただし、「革専用だからカッターより優れている」という単純な話ではありません。 刃の剛性や刃幅、刃の当て方、進め方などが、革の裁断と相性のよい特徴につながっています。
革包丁は裁断だけでなく、革漉き(かわすき)にも使われます。革漉きとは、革の厚みを部分的に薄くする加工です。
革の端や部分的な厚みを削ぎ落とし、貼り合わせ時の段差を減らします。
カッターでは難しい作業がある一方、細かな形状ではカッターのほうが扱いやすい場合もあります。
| 刃物 | 向いている作業・特徴 | 特徴 |
|---|---|---|
| カッター | 薄〜中厚革・細かな形状・型紙に沿った裁断 | 替刃で切れ味を維持しやすい |
| 革包丁 | 厚革・直線・長い裁断・革漉き | 刃が安定しやすく、研ぎながら長く使える |
| 別たち(べったち) | 直線・角の処理・細かな裁断 | 刃先を当てやすく、力を調整しやすい |
| ロータリーカッター | 薄革・柔らかい革・緩やかな曲線 | 刃を転がして連続的に切れる |
| 革用ハサミ | 小さなパーツ・細かな修正 | 革を持ち上げて切れる |
| 革・作業 | 考えたいこと |
|---|---|
| 薄い革 | 刃が入りすぎないか、革が動かないか |
| 厚い革 | 刃の剛性、必要な力、切り方 |
| 硬い革 | 刃が抵抗を受けても安定するか |
| 柔らかい革 | 革が変形しないよう固定できるか |
| 長い直線 | 刃を安定させて進められるか |
| 細かな曲線 | 刃の取り回しがしやすいか |
「厚革だから革包丁」というように、厚さだけで刃物を決める必要はありません。
革の硬さや形状、裁断する距離なども含めて考えます。
刃物だけでなく、革の下に何を敷くかも裁断や作業性に関係します。
カッターマットなど
刃を受け、作業台を保護する。
ビニールマットなど
打撃を受け止め、革への影響を抑える。
硬質ゴム板など
打ち抜く刃をしっかり受ける。
「硬いほど良い」「柔らかいほど良い」ではありません。
道具と作業に合わせて、下敷きも選びます。
下敷きの種類や使い分けについては、別ページで詳しく解説しています。
| よくある失敗 | 起こりやすいこと |
|---|---|
| 切れない刃を使い続ける | 力が必要になり、刃が安定しにくくなる |
| 力を入れすぎる | 刃が逃げたり、ラインから外れたりする |
| 革を固定しない | 革が動いて裁断線がずれる |
| 刃を寝かせすぎる・立てすぎる | 切断面や刃の進み方に影響する |
| 一度で切り抜こうとする | 厚い革では刃がそれる原因になる場合がある |
刃を交換して切れ味を維持します。
研ぎによって刃先を整えます。
研ぎが必要だから難しい、替刃だから簡単、という単純な違いではありません。
自分がどこまで道具のメンテナンスをしたいかも、選択肢の一つになります。
| 作業・条件 | 考えたい刃物の特徴 |
|---|---|
| 薄い革+細かな形状 | 取り回しのよい刃物 |
| 厚い革+長い直線 | 剛性のある刃物 |
| 柔らかい革+緩やかな曲線 | 刃を転がして切れるタイプ |
| 革漉きもしたい | 裁断だけでなく漉きにも対応できる刃物 |
革の裁断では、切れ味だけでなく、刃の厚み・剛性・角度・力の方向・革の状態などが関係します。
「どの刃物が一番か」ではなく、革の状態と作業内容に合った特徴を選ぶことが、扱いやすい道具選びにつながります。
実際の革を使った裁断では、刃の当て方や角度、力の方向、革の固定方法などによって仕上がりが変わります。 こうした条件を実際に検証し、裁断面を比較した内容は、より実践的な記事で詳しく紹介します。
きれいなコバは、最後にコバ剤を塗るだけでは作れません。接着・圧着・断面の調整・染色・仕上げまで、工程全体が仕上がりにつながります。
コバとは、革を切ったときに見える断面のことです。
財布やカードケースなど、複数枚の革を重ねて作る製品では、それぞれの革の断面が一つのコバとして見えます。
段差・隙間・毛羽立ちがあると、その後どれだけコバを仕上げても、きれいな断面に仕上げにくくなります。
革を重ねる製品では、革同士をしっかり貼り合わせておくことが重要です。
接着が不十分だったり、革の間に隙間が残っていたりすると、後からコバを削ったときに段差や隙間が出やすくなります。
接着の目的は、単に「剥がれないようにする」だけではありません。革と革の間に余計な隙間を作らず、整った状態で固定することが、きれいなコバにつながります。
接着剤は、すべて同じように使うわけではありません。革と革のパーツを接着するのか、広い面を貼り合わせるのか、異素材を接着するのかによって使い分けます。
| 接着方法 | 主な用途 |
|---|---|
| ボンドエース | 革と革のパーツをしっかり接着 |
| 天然ゴムのり | 広い面の貼り合わせ・裏張り・生地の貼り付け・両面銀面など |
| Gクリヤー | 革と金属・樹脂・アクリルプレートなど異素材の接着 |
| 両面テープ | 縫製前の位置合わせ・仮固定 |
接着前には、馬毛ブラシなどで革の表面をきれいにします。
ホコリや革の削りカスなどが残ったまま接着すると、接着面に異物が入り、密着を妨げることがあります。特に研磨後は細かな粉が残りやすいため、接着前にしっかり落としておきます。
銀面など、接着剤が食いつきにくい面に接着する場合は、表面を軽く荒らす銀面荒らし(目立て)を行うことがあります。
接着剤がなじみやすい状態を作るための工程です。深く削ればよいわけではなく、必要な範囲を適切に荒らし、革そのものを傷めないようにします。
接着剤を厚く塗れば、その分だけ強くなるわけではありません。
厚みが不均一になると、貼り合わせたときに革が浮いたり、コバに接着剤のダマができたりすることがあります。
ヘラなどを使って、薄く・均一に広げることが基本です。
狭い場所には細めのヘラ、広い面には幅のあるヘラなど、作業場所によって使い分けます。
接着剤によって、貼り合わせるのに適した状態は異なります。
塗った直後に貼り合わせるものもあれば、ある程度乾かしてから貼り合わせるものもあります。
特にゴム系の接着剤などは、使用方法に従って適切な状態まで乾かしてから貼り合わせることが重要です。
「薄く塗る → 接着剤に適した状態まで待つ → 貼り合わせる → 圧着する」という流れを意識しましょう。
貼り合わせた革は、ローラーなどを使ってしっかり圧着します。
圧着することで革同士を密着させ、空気や隙間を減らします。
ただし、力をかければかけるほど良いわけではありません。ローラーを動かす方向や力のかけ方によって、革が伸びたり、反ったり、うねったりすることがあります。
一方で、革のクセや状態によっては、圧着する方向を利用して革の形を整えることもできます。
コバに色を付ける場合は、最初に染色してから断面を整えます。
断面を切ったり削ったりすると、染めた部分が削れて革の地が出ることがあります。その場合は、もう一度染色して色を整えます。
その後、トコノール・ワックス・コバコートなど、選んだ方法でコバを仕上げます。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| トコノール+磨き | 繊維を整えて磨き、自然なツヤを出す |
| ワックス+磨き | ロウをなじませて磨き、滑らかに仕上げる |
| コバコート | 表面を塗膜で仕上げ、色やツヤを均一にしやすい |
どの方法を使うかは、革の種類や製品の用途、求める質感などによって変わります。
トコノールは、革の床面やコバを整えるために使われます。
毛羽立ちを抑え、表面を滑らかにします。
染色する場合は、基本的に染色を先に行い、その後にトコノールで仕上げると考えます。トコノールで処理した後は染料が入りにくくなるためです。
また、床面を滑らかにするとカードなどの出し入れがしやすくなる一方、あえて処理せず、摩擦を残したほうが物を保持しやすい場合もあります。
トコノールを使ってコバの繊維を整え、磨いて仕上げる方法もあります。
一方、コバコートを使う場合に、必ずトコノールを先に塗る必要があるわけではありません。仕上げ方法そのものを選択すると考えると分かりやすくなります。
コバコートは、コバの表面を塗膜で仕上げるタイプのコバ仕上げ剤です。
均一な色やツヤを出しやすく、コバを保護する仕上げとしても使われます。
薄く均一に塗り、必要に応じて乾燥させながら仕上げます。厚く一度に塗るより、仕上がりを確認しながら重ねるほうが、きれいなコバを作りやすくなります。
きれいなコバを作るには、接着・圧着・断面の調整・染色・仕上げを一つの流れとして考えることが大切です。
さらに、縫製する製品では、最終的にどこで裁断するか、縫い穴をどこに配置するか、縫製によって革がどう変形するかによってもコバの仕上がりが変わります。
手染めと生成り、それぞれの楽しみ方
「どんな作品を作りたいか」で、選ぶ道は変わります。手染めと生成りの違いを知って、あなたにぴったりスタイルを見つけましょう。
| 比較項目 | 生成り(無染色) | 手染め(自作染色) |
|---|---|---|
| できる色 | 飴色(ブラウン系)のみ | 自由に調色できる |
| 難易度 | かんたん(オイルのみ) | やや難(ムラ対策が必要) |
| 色ムラ | 起こりにくい | 起こる可能性あり |
| 色移り | 染料によるリスクなし | 仕上げが重要 |
| 経年変化 | 飴色・ツヤ | 色味+ツヤなどの変化 |
| 向いている人 | 革を育てたい方 | オリジナル色・ブランド感を出したい方 |
革なら何でも同じように染められるわけではありません。
鞣し方法や革の状態、表面の仕上げによって、染料の入り方や発色が変わります。
| 用語 | 何を表す? | 色・状態 | 染色との関係 | 初心者向けにいうと |
|---|---|---|---|---|
| タンニン鞣し | 鞣し方法 | 革によって異なる | ○ 染色しやすい革が多い | タンニンを使って鞣す方法 |
| クロム鞣し | 鞣し方法 | 革によって異なる | △〜× 後からの染色は難しいものが多い | クロム系の薬剤を使って鞣す方法 |
| ヌメ革 | 革の呼び方 | 生成り〜茶系など | ○ 革の仕上げによって異なる | タンニン鞣しの革を指すことが多い |
| 生成り | 色・状態 | 白〜薄いベージュ系 | ◎ 染色前の革として使われる | 染色されていない自然な色の状態 |
| タンロー | 革の加工・呼び方 | 白〜淡色 | ◎ 染色に適している | タンニン鞣しの革を脱色・脱脂などしたもの |
革をきれいに染めるには、「何で色を付けるか」と「どうやって色を付けるか」を知ることが大切です。 ここでは、染料と顔料の違い、染料の種類、代表的な3つの染め方を順番に紹介します。
革の着色には、大きく分けて「革に染み込ませる」方法と「革の表面に色を乗せる」方法があります。染料は革の繊維に浸透して色を付け、顔料・塗料は表面に色の層を作ります。
革に染み込ませて色を付けます。革そのものの質感や自然な表情を残しやすく、濃淡やグラデーションなど、革らしい染め上がりを楽しみたい場合に向いています。
革の表面に色を乗せて仕上げます。下地の色の影響を受けにくく、白や淡いパステル系の色を表現したい場合にも使いやすい方法です。
| 仕上げたい表現 | 染料 | 顔料・塗料 |
|---|---|---|
| 革の風合いを残す | ◎ | ○ |
| 経年変化を楽しむ | ◎ | △ |
| 深みのある色 | ◎ | ○ |
| グラデーション | ◎ | ○ |
| 真っ白 | × | ◎ |
| 淡いパステルカラー | △ | ◎ |
| 下地色を隠す | △ | ◎ |
| 傷や柄を目立ちにくくする | △ | ◎ |
迷ったら、革を活かしたいなら染料。下地を隠して色そのものを表現したいなら、顔料・塗料と考えると分かりやすいです。
染料を使っていると、ここで一度つまずきます。絵の具なら白を混ぜることで赤をピンクに、緑を淡いミントにできますが、染料は同じように白を混ぜて明るくすることができません。
そのため、真っ白・淡いピンク・ミント・クリームソーダのような淡色は、染料だけでは難しくなります。

もちろん、染料を薄めることで元の色を淡くすることはできます。ただし、革そのものの色も発色に影響するため、「薄めれば好きなパステルカラーが作れる」というわけではありません。
レザークラフトでよく使われるクラフト社の染料には、主に「クラフト染料」「WA染料」「クイック染料」の3種類があり、染料の種類によって浸透性や発色、乾燥の速さなどに違いがあります。
| 種類 | ベース成分・特徴 | 向いている作業 |
|---|---|---|
| クラフト染料 | 水性の塩基性染料。革への浸透性があり、色を重ねながら濃淡やグラデーションを作りやすい。 | 全体の染色・濃淡・グラデーション |
| WA染料 | アルコール系の酸性含金染料。革への浸透性や耐光性に優れ、比較的穏やかな色合いに仕上がる。 | タンニン鞣し革・クロム鞣し革の染色 |
| クイック染料 | 水性の塩基性染料。クラフト染料より素早く革に浸透し、鮮やかに発色するのが特徴。 | 全体の染色・重ね塗り・グラデーション |
「染料の種類」と「染め方」は別の話です。水性染料を手で塗ることも、エアブラシで吹くこともできます。革や色、仕上げたい表現に合わせて方法を選びます。

革を染料の中に浸して染める方法です。革全体を染めたい場合や、銀面だけでなく床面・断面まで染めたい場合に向いています。

スポンジ、筆、ウールダウバーなどで染料を革に塗り込んでいきます。少量ずつ色を重ねられるため、濃淡やグラデーションを作りたいときに扱いやすい方法です。

染料を細かい霧状にして吹き付けます。薄く重ねながら色を調整しやすいため、広い面の着色やグラデーション、陰影を付ける作業に向いています。
最初から専門的な道具をすべて揃える必要はありません。手染めなら、染料とスポンジなどがあれば始められます。
染料は、塗れば見本通りの色になるわけではありません。革の種類、下地の色、染料の濃度、塗る量、重ねる回数などによって仕上がりが変わります。
| よくある失敗 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 思ったより濃くなった | 染料を重ねすぎた |
| 思った色にならない | 革の下地色が発色に影響した |
| ムラになった | 染料の量・塗り方・乾燥など |
| 傷が目立つ | 染料が革の表情を残すため |
| 淡い色にならない | 染料には白がないため |
本番の革にいきなり染めず、同じ革の端材で発色を確認する。これが染色で失敗を減らす基本です。
実際にRabbitFoot Alchemistで使用した簡易的なエアブラシです。粒子は粗目ですが十分に使用できます。分解洗浄した際にパッキンが破損して使用不能になり、現在は厳選アイテムを使用中です。
染料を薄く重ねたり、広い面を均一に仕上げたりするときに使いやすいエアブラシを、販売先ごとに別の商品として紹介します。価格や在庫、詳しい仕様は各販売ページでご確認ください。
革を染色したあとに行う「仕上げ」は、色移りや摩擦、水濡れなどから表面を保護するとともに、ツヤや質感を整える工程です。染色せず生成りの革を楽しむ場合でも、コーティングなしでオイルだけの仕上げでは、爪が当たるだけでも傷や凹みがつくことがあります。革が使い込まれて飴色に変化していく様子を楽しみながら、表面をコーティングすることで、汚れやスレへの対策にもなります。
| 目的 | 効果 |
|---|---|
| 色移り対策 | 染色面を保護 |
| 摩擦対策 | 表面の耐久性を高める |
| 汚れ対策 | 表面をコーティング |
| 光沢調整 | ツヤ・マットなどを調整 |
| 質感調整 | 革の表情を整える |
革の仕上げは、下地処理と最終仕上げに分けて考えると分かりやすくなります。下地処理は表面状態を整えたり、染色後の処理を行うためのもの。トップコートは、完成した革の表面を保護したり、光沢や質感を整えるためのものです。
| 製品 | 主な用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| レザーバインダー | 下地処理 | 染色後の表面処理など |
| レザーコート | 表面仕上げ | 一般的な革小物の仕上げ |
| Lized ウレタントップ | 表面仕上げ | 柔軟性とのバランスを考えやすい |
| アンジェラス ウレタンクリア | 表面仕上げ | 表面保護・光沢を重視する用途 |
※仕上がりは革の種類や施工条件によって変わります。
最初はレザーコートのみで問題ありませんが、色止めをせず革本来の経年変化(エイジング)を楽しみたい場合は、コーティングなしで仕上げても構いません。
染色後の革の表面処理などに使用します。その後に別の仕上げ剤を重ねる場合は、塗布量や乾燥状態、製品同士の相性にも注意が必要です。
染色後の革を仕上げる代表的な製品の一つです。手塗りでは塗布量によってムラが出ることがあるため、薄く均一に施工することがポイントです。
ウレタン系の仕上げ剤で、表面保護だけでなく、革が曲がったときの塗膜の追従性も重要になります。財布や革小物など、動きのある革では、硬さだけでなく柔軟性とのバランスを考えます。
クリアなウレタン系仕上げに使用する製品です。表面保護や光沢を重視する場合に向きますが、曲げる部分では革の動きと塗膜の相性を考える必要があります。
仕上げ剤は「どれが一番強いか」ではなく、どこに使うのかで考えます。
| 使用場所 | 重視するポイント |
|---|---|
| 財布・折り曲げ部分 | 柔軟性・追従性 |
| ベルト | 柔軟性・摩擦 |
| バッグ・革小物 | 柔軟性・表面保護 |
| 平面パーツ | 表面保護・光沢 |
| 装飾パーツ | 仕上がり・光沢 |
仕上げ剤は、塗り方によっても仕上がりが変わります。
注意: 使用した道具は、仕上げ剤が乾く前にしっかり洗浄しましょう。私自身、洗浄が不十分で道具を固めてしまったことが何度もあります。
| 方法 | 特徴 | 再使用 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 脱脂綿 | 手軽に使える | 基本使い捨て | 毛羽立ちの少ないものを使用。泡立ちに注意 |
| スポンジ | 手軽で薄く塗りやすい | 基本使い捨て | 泡が入りやすい |
| ウールダウバー | 革小物の手塗り向き | 基本使い捨て | 薄く塗りやすく、比較的泡立ちにくい |
| 筆 | 細かい部分に向く | 洗浄して再使用可能 | 広い面は刷毛跡が残らないよう手早く塗る |
| エアブラシ | 薄く均一に重ねやすい | 洗浄して再使用可能 | エア圧や希釈などの条件でザラつきが出ることがある |
| 症状 | 確認したいポイント |
|---|---|
| 白く濁る | 乾燥・施工条件 |
| ザラつく | 希釈・吹き付け条件 |
| ムラになる | 塗布量・塗り方 |
| ベタつく | 乾燥・塗膜の厚さ |
| 革が硬くなる | 塗膜の性質・厚さ |
| ひび割れる | 革の動きと塗膜の相性 |
| 上塗りが弾く | 下地・乾燥状態・相性 |
コーティングは、塗れば終わりというものではありません。ホコリ・刷毛跡・泡立ち・塗布量などによって、表面に凹凸が出ることがあります。特に「弾く」「ザラつく」といったトラブルは、革の状態・仕上げ剤・施工条件を一つずつ確認することが大切です。
同じ仕上げ剤でも、革の種類や染色状態、塗り方によって仕上がりが変わることがあります。本番の革にいきなり施工せず、できるだけ同じ革・同じ染色条件の端材で確認してから施工します。
革の仕上げは、単純に「強いコーティングを選ぶ」作業ではありません。革の種類・使用場所・求める質感・施工方法を考えて、バランスのよい仕上げを選ぶことが重要です。
まずは端材で試して、自分の革と施工方法に合った仕上がりを確認します。
ネットショップで革を探していると、「本革」「牛革」「天然皮革」など、さまざまな表記があります。 しかし、「本革」と書いてあるだけでは、どんな革なのかまでは分かりません。
革の種類・産地・牛の分類・サイズ表記・革の状態を知っておくと、購入後の「思っていた革と違った」を減らせます。
「本革」は革であることを示す言葉で、牛革だけを意味するわけではありません。 動物によって、厚み・柔らかさ・表面の模様・強度などに違いがあります。
| 革の種類 | 特徴 | 向いているもの |
|---|---|---|
| 🐄 牛革 | 種類・厚みが豊富で扱いやすい | 財布・バッグ・小物 |
| 🐑 羊革 | 軽く柔らかい | 衣類・柔らかい小物 |
| 🐖 豚革 | 丈夫で独特の毛穴がある | 裏革・小物 |
| 🐎 馬革 | 部位や仕上げによる個性が大きい | 財布・バッグなど |
| 🐊 ワニ革 | 独特の斑模様 | 財布・バッグ・小物 |
| 🐍 ヘビ革 | 鱗模様が特徴 | 財布・小物 |
| 🦈 サメ革 | 独特のシボ・質感 | 財布・小物 |
革は産地やタンナーによって、得意とする革や仕上げに違いがあります。 ただし、「どこの国だから高品質」と単純に判断することはできません。
| 地域 | 特徴の例 |
|---|---|
| 🇯🇵 日本 | 姫路などの革産地。栃木レザーなどタンナーのブランドもある |
| 🇮🇹🇫🇷🇩🇪 ヨーロッパ | カーフなど、きめ細かな革や多様な仕上げがある |
| 🇺🇸 アメリカ | ワーク系など、厚みや耐久性を重視した革もある |
牛革は、牛の年齢や性別などによって呼び方が変わります。 同じ牛革でも、こうした分類によって革の特徴が異なる場合があります。
| 呼び方 | 簡単にいうと |
|---|---|
| カーフ | 若い牛の革 |
| キップ | カーフより成長した牛の革 |
| 呼び方 | 簡単にいうと |
|---|---|
| ステア | 去勢された雄牛 |
| カウ | 雌牛 |
| ブル | 去勢されていない雄牛 |
革は紙のような決まった形ではないため、販売店によって面積の表し方が違います。 よく使われるのがDS(デシ)・cm²・Sq Ft(平方フィート)などです。
革は天然素材なので、同じ商品名・同じ厚みでも、すべてが同じ状態とは限りません。 特にネット購入では、写真だけでは分かりにくい部分があります。
革選びで大切なのは、「本革かどうか」だけではありません。
作りたい作品に必要な厚み・硬さ・面積・質感が合っているかを確認することが大切です。
革の面積はDS・cm²・Sq Ftなど、販売店によって表記が異なります。 さらに革そのものが不定形なので、数字だけを見ても「自分の作品に足りるのか」が分かりにくいことがあります。
そこで次のステップでは、作りたい作品のサイズから、必要な革の大きさを考える方法を紹介します。
実際に糸を通すラインの全長を定規やメジャーで測ります。
カーブがある作品の場合は、柔軟性のあるメジャー等で沿わせながら測ると正確です。
使用する目打ちの「刃と刃の中心間隔」を測ります。(例:4.0mm、3.0mmなど)
試し打ちした革の目打ち跡の間隔を定規で測ると、より確実な数値を入力できます。
貼り合わせた「完成状態の革全体の厚み」をノギス等で測定します。
床面同士を貼り合わせるボンドの厚みや、マチ部分で枚数が増える場所の最大厚みを考慮して入力してください。
丸糸ビニモMBTなどの一般的なポリエステル糸。#5(細)〜#00(極太)から選びます。
平糸ワックスコードなどの平らな糸。縫い目のふっくら感が変わります。
※太い糸ほど革の厚みに取られる糸量が増えるため、計算ロジック内で正確に補正しています。
手縫い針の端から端までの長さを測ります。
一般的にレザークラフトで使われる極細革針は約55mmです。使用する針に合わせて変更してください。(手持ちのゆとり計算に反映されます)
【片側のゆとり】 縫い終わりに針を引き抜いて結ぶための「手持ちの余白」です。標準は100mm(10cm)を推奨しています。
【返し縫いの目数】 縫いはじめと縫いおわりの「合計目数」を入力します。(例:はじめに2目・おわりに2目戻る場合は「4」と入力)
計算結果に表示された「ボビンから引き出す長さ(折り返し)」の数値を使って、以下の3ステップで糸をカットします。